理念と想い Philosophy

大和株式会社は「仕事に感動を与える会社」を目指します

様々な企業向け文書管理システム事業を手がける大和株式会社。

創業時より掲げている「文書管理革新で企業活動の効率化と情報管理を実現する」というグランドビジョンを実現し、「仕事に感動を与える会社」へと進化しようとしています。大和株式会社に対する想いについて、当社の代表取締役社長 幡谷大樹がお話しします。

「仕事に感動を与える会社」になるために

大和株式会社は、文書管理システム(以下、ECM)を企業に設計、構築し、企業での業務革新、効率化を支援する「ECMコンサルティング業務」、自社製品となるYamAppの企画、開発、運営を行う「製品事業」の2つの事業を行っています。

これらの事業の根幹にあるのが、「仕事に感動を与える会社」というグランドビジョン。このビジョンにはただITシステムを導入するだけでなく、利用する企業、職場、ユーザーが感動するような成果を追い求める姿勢を表しています。またその感動は顧客だけでなく、導入した大和株式会社をも動かすと信じています。

「稟議書をワークフローでIT化したい」たとえばこのような単純な顧客からの要望の裏には、顧客が抱える様々なビジネス要件、他社との差別要因などが隠れています。大和株式会社ではただ「稟議ワークフロー」を導入するにとどまらず、顧客の要望に応え感動を与える仕事を目指します。

一つ一つのお客様、プロジェクトで感動を与えることを目指し、より多くの方々とビジネスを行い、関わる全ての人に感動を与える、それが我々のビジョンです。

大和株式会社がビジョンにこだわる理由。それは、同じ感動を共有できる仲間で仕事をしたいからです。生活をしていく中で、仕事は多くの時間を費やす場所となります。その時間、場所を仲間と感動できる物にしたい、大和株式会社の代表である幡谷氏はこう話しています。幡谷氏がこのような考えに至った経緯を話していただきました。

人生の一部となる仕事。その仕事を輝く時間に。
起業からの様々な苦戦から生まれたグランドビジョン「仕事に感動を与える会社」

私のキャリアの始まりは、考えてみると、高校時代まで遡ります。父親と将来について話をしていると「お前は企業努めは向いていない。何か自分でやれ」と言われました。この言葉は強烈に突き刺さり、その頃から何かしら自分で事業をすることを考えていました。

大学では、経済学部経営学科を専攻し経営を学びました。この時のゼミの同期である植木と将来事業を始める約束をしました。彼には、創業当時から経営に携わってもらい、現在では相談役としてかかわっています。

大学卒業時に起業を考えましたが、自分には資金も技術も人脈もなくお金を稼ぐことは到底無理でした。いつかの起業の技術を学べる会社、そう考え親からのアドバイスもあり、1997年にコンサルティング会社に新入社員として入社します。厳しい上司の元で社会人としての基礎を叩き込まれました。当時のコンサルティングにおいて顧客企業の革新を実現するにはIT化が深くかかわっていました。様々な企業業務がIT化されていく状況の中でIT技術を学ぶ事ができました。またコンサルタントとして多くの企業と関わることにより、企業ごとに異なる企業カラー、業務を体感することができました。

コンサルタントとして技術を学び、起業に一歩近づきました。しかし、会社という組織を回すには、人事、マーケテイング、総務、法務、経理など様々な役割が必要です。これらを学ぶため、比較的小さな企業への転職を決意します。結果として、日本法人が10名ほどの外資系ソフトウェア会社で自分の力を試し、組織を学ぶ事を決意しました。この会社の販売するソフトウェアがECM(大企業向け文書管理システム)でした。

小さい組織の中で、上司にも恵まれサービス部門部長を従事することになります。業務だけでなく、採用、契約書の作成、関連会社との交渉など、多くの経験を積むことができました。そんな中、勤めていた会社の買収が決まりました。そろそろ(やっと)起業する準備ができたと考えていましたが、まだ踏み切れない自分がいました。そんな話をしている時に同じプロジェクトのメンバーが「幡谷さんが起業するなら一緒にやりたい」と言ってもらえました。人生の中でも本当に嬉しかった瞬間です。

この言葉に背中を押され、ITにより企業革新を実現する会社、大和株式会社を2008年に共同創業しました。
1997年から気が付けば11年の歳月が流れていました。起業を目指して歩んできた時間でしたが、振り返ると人との関わりの中で仕事をし、成長してきたと実感しています。上司、同僚、部下、顧客、関連会社の方々、関わり方は様々ですが、多くの人が社会を前進させるために力を合わせる、これが会社、しいては社会の在り方であるように感じました。

金融業のお客様中心での起業、そしてサブプライム・ショックが・・・

時には、業績がなかなか安定せず、苦労をする時期もありました。創業時期は創業前から関わりのあった金融業との仕事をする機会が多かったのですが、サブプライム・ショックの煽りを受けて、企業の大幅な外注費削減が断行されました。影響は大きく、売上が全くなくなる月も発生する状況になってしまい、打開策が求められる時期でした。

「もう一度ゼロから新しいお客、ソリューションを作っていこう」

そんな中、幸運にも製造業、エネルギー業のお客様のプロジェクトに関わることができました。図面管理の手法は、多くのお客様で共通である部分が多く、弊社製品YamAppをプラント製造業向けに改良しシステムインテグレータと共同で横展開を模索するまでになることができました。

しかし今度は2011年(平成23年)3月11日に東日本大震災が発生します。お客様のサイトも被害を受け、数カ月連絡の取れないところもありました。当然のように発注も途絶え、再度の再構築を余儀なくされます。しかし、その頃には既にお付き合いのあった製薬業界の企業様より受注が増え始めすこしづつ経営も安定してきました。

これらの危機を乗り越える決意によって生まれたのが、グランドビジョンとなる「仕事に感動を与える」です。

関わる人を「感動」でつなげ、人々を幸せにしたい

ひとりひとりのお客様が心地よく過ごすことができ、感謝される仕事をすること。これは、「お客様を喜ばせる感動を作る、自分の仕事の成果に感動する」という仕事における価値観の礎となりました。この価値観の実践によりお客様とつながり、様様な危機を乗り越えることができるのです。そして、この「感動」こそが、人を成長させる原動力となることに気づいたのです。

そして現在、2018年には大和が生み出した作品が世の中に認められはじめていると、感じています。コンサルティング業務に限らず、自社製品YamApp、ソフトウェアサービスなど、またWebマーケテイングに関わる新しい事業も生まれてきています。創業からちょうど10期目を迎え、「感動を与える」 その基盤が見え始めています。

感動の力で、人と一緒に社会を成長させることを目指して
そしてこれからも、大和株式会社は顧客、従業員に選ばれ続ける会社でありたいと考えています。

2018年4月1日

代表取締役社長 幡谷大樹

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